『抗菌薬の不適切な使用を背景として、薬剤耐性菌が世界的に増加する一方、新たな抗菌薬の開発は減少傾向にあり、国際社会でも大きな課題となっています。
2015 年5月の世界保健総会では、薬剤耐性(AMR)に関するグローバル・アクション・プランが採択され、加盟各国は2年以内に薬剤耐性に関する国家行動計画を策定することを求められました。
これを受け、厚生労働省において、薬剤耐性対策に関する包括的な取組について議論するとともに、「 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議」のもとに、「 薬剤耐性に関する検討調整会議」を設置、関係省庁とも議論及び調整を行い、2016年4月5日、同関係閣僚会議において、我が国として初めてのアクションプランが決定されました。』(厚生労働省HPより)
薬剤耐性(AMR)対策推進国民啓発会議の開催及び薬剤耐性(AMR)対策推進月間(11月)の設定について(2016年10月4日 内閣官房国際感染症対策調整室)
WHO(世界保健機関)は、2015年より11月にWorld Antibiotic Awareness Weekを定めています。
11月は、日本における「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」です。
11月18日は、「欧州抗菌薬啓発デー」です。
耐性菌問題、進まない新しい薬剤の開発。このままでは「治療薬の無い時代、再び」となるのでは?という危機感のもと、各国が幅広い対象に向けて抗菌薬の適正使用を呼びかける啓発をはじめています。
「抗菌薬の適正使用」については様々な書籍があり、関連雑誌の特集が繰り返され、学会の演題や特設シンポジウムも多々開かれています。
しかし、抗菌薬の適正使用は医療者や医療機関だけが取り組んでもうまくいきません。抗菌薬が必要な状況、不要な状況、どのようにして次世代にこの公共の財産を残していくのかということを伝えていくことが必要です。
2015年10月現在、日本にはこの啓発活動の母体となる組織がありません。そこで、日本でのキックオフのキャンペーンを感染症診療に取り組む有志で行うことにしました。
2016年には各地で様々な取り組みの実がなるよう、種まき活動です。活動には個人でできるもの、地域で取り組めそうなこと等様々な活動があります。ぜひご参加下さい。
※本サイトで紹介してよい活動がありましたら、ぜひお知らせください。
2015年10月
日本での啓発よびかけ人
片浪雄一・具芳明・忽那賢志・大曲貴夫・笠井正志 ・青木 眞
事務局 堀 成美
潤間 励子
e-mail aaw2015jp@gmail.com
World Antibiotic Awareness Week (16-22 November, 2015) is a global event to appreciate the importance of antibiotics.
Antibiotics are loosing the battle against bacteria due to resistance.
We have to preserve antibiotic efficacy for future generations to come by using them wisely.
Our voluntary campaign focuses on reducing the abuse of antibiotics by sharing our knowledge and ideas among not only healthcare professionals, but all the people in Japan.
Join us today to SAVE our antibiotics in order to SAVE our children's future.
SAVE antibiotics, SAVE children!
Full information can be found in our website
(http://antibioticawarenessjp.jimdo.com/) including campaign toolkit
(video messages, posters, flyers etc.)
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